2020/04/14
樹木だけあるほかに何もない平地の場所に石を組むことで
どっしりとした空間ができます。
ごつごつとした岩を組み合わせることによって、それだけで雰囲気を
醸し出します。
砂利敷と桜だけの空間から石組を行います。
石組といえば昔は丸太三脚とチェーンブロックでカラカラと音をたてながら据え付けてました。
今はクレーン車があるので本当に手早いです。移動吊り上げ吊り下げがすぐに行えます。
石組は当然のことながら組み合わせる石を選ぶところから始めます。
石の向きや角度、昔に石は十六面の顔があると教わりました。実際はほんの少し角度を変えただけでも
随分と感じが変化して変わります。
どのような想いを持って石を表現させるか庭を作るものの醍醐味と言っても過言ではありません。
石を組み上げて据え付けることで空間をつくります。庭へ魂である意思を込める作業です。
(https://www.kyoto-yoshimurazoen.co.jp)㈱吉村造園