2019/11/27
京都の伏見深草にある、藤森神社に来ました。
歴史は古く、西暦203年に神功皇后が建てたとされています。
朝鮮半島の戦争から帰ってきた神功皇后が、
いくさの旗と防具を山城深草の藤森に納め、神を祀ったのが
この神社の始まりです。
祭神は多数います。
主祭神は
須佐之男命(すさのおのみこと)です。
当社は藤森天王社ともいわれ、
御霊信仰(恨みを持って亡くなった魂を治めるに信仰)に
基づく神社でもあります。
祭神の早良親王は延暦四年(785年)に起こった
藤原種継暗殺事件の主犯として処罰され、廃太子され早くに亡くなりました。
前に参拝した乙訓寺に早良親王は罰として閉じ込められます。
乙訓寺(おとくにてら) 京都府長岡京市今里
5月5日に行われる藤森祭の、駆馬神事(かけうましんじ)も有名で
競馬ファンも多く集まります。
祭神が多いのは
稲荷山のふもとや現東福寺近くの塚本社の祭神が
中世に集まったからだと言われています。
永享十年(1438年)に後花園天皇の命令により、
将軍足利義教が稲荷山の山頂にあった稲荷神の社を
ふもとの藤尾に移しました。
それが現在の伏見稲荷大社です。
もともとこの地藤森にあった真幡寸神社は
今の城南宮に移しました。
城南宮 京都伏見
本殿は正徳二年(1712年)に
中御門天皇より与えられました。
現存する日本の天皇が居住する宮中としては最も古くからあり、
東殿・中央・西殿の三座からできています。