2019/11/22
伏見区竹田にあります、安楽寿院にきました。
安楽寿院は鳥羽殿にあった多数の御堂のうち、
現在唯一残っているもので
その場所もほとんど変わっていないとのことです。
安楽寿院は鳥羽上皇が保延三年(1137年)、
藤原家成に命じて建立しました。
当初は東殿御堂と呼ばれ、
文献上の安楽寿院の名称は康治2年(1143年)です。
当寺の塔が記されています。
鳥羽離宮にはたくさんの塔が当時あり、
鳥羽上皇は三重塔葬られています。
上皇は鎌倉時代には大きな経済力を得、
両統迭立時代(一つの国が二つに分裂して争うこと)には戦の財源となりました。
しかし長い戦争で衰退し、勢力もなくなりました。
その後豊臣秀吉の手によって、再建しました。
本御塔や新御塔もほとんど当時のままで残っています。
再建後に火災にあっており、慶長十一年(1606年)
年紀がのっている棟札があります。
寺内には重要文化財があります。
本日は拝見できませんでしたが、
阿弥陀如来像と鳥羽法皇画像などがあります。
近くに城南宮もありますので、是非一緒に訪れてください。